富津 天ぷら うえだ
魚貝がメインのお店が多いので,天ぷら蕎麦くらいはどこでも食べられるのだが,天ぷらをメインに食事がしたいと思うと,グッと選択肢が減る。君津まで行けばいくつかあるのだが,富津にはないものか。調べてみると,唯一「うえだ」という店があるようだった。かろうじて食べログには記載があるが,Googleマップには載っていない。隣にある「まこと」が載るのみである。
店の前の駐車スペース風の場所は軽がやっとのように見える。皆さん路駐をしており,とても余地がなかったので、少し(30mくらい)奥に行ったところにある公民館の広い駐車場に止めるのがよい。
中はカウンター席と座敷である。水曜日が定休のようであった。メニューは多く,様々な定食類がある。「本日の日替りランチ」(700円)がすごい。一通りの天ぷらに加えて,小鉢も多く,最後にメロン一片まで出てきた。
現金で支払ったが,PayPayのステッカーがあちこちに貼ってあるから使えるのかもしれない。富津に来てからPayPayの営業力を改めて思い知った。どう考えてもここは現金しか使えないだろうと思われる個人店でも大抵PayPayは使えるのである。手形と小切手以外は使えそうな「大定」は別格としても,「たかはし」でも使えたし,「かん七」でも使えた。恐るべし。
東京湾フェリー 横須賀・久里浜―富津・金谷
東京湾フェリーの金谷ターミナルにはレストランと土産店が併設されているが,ここの土産類の品揃えはかなり良い。色々と物色していると,君津にある「せんねんの木」のプチバウムケーキが目に入った。あるいはプチ輪うむとも呼ぶようである。金谷ターミナル限定の種類も置かれていた。
バウムクーヘンにコーティングがされているように見えるが,中身はもう少し複雑である。下半分がバウムクーヘンで,上はクリーム類である。これが結構気に入った。バウムクーヘンはどんなにしっとりしていても口の中の水分を全て奪っていくので人からもらうのでなければなかなか自分から買うことはないのだが,これは水分の観点ではバランスが良い。
バウムクーヘンと言えば,研究室のドイツ人が日本人はドイツ人よりバウムクーヘンが好きだ,どこに行っても売っている,なぜなんだと笑いながら言っていたのを思いだした。
ピザ
魚介類の店はたくさんあるが,ピザを食べさせてくれる店は富津岬エリアでは「Rocco」のみである。
ここの店で特筆すべきなのはセットのミニサラダである。キャベツでかさ増ししていないのが素晴らしく,更にコーン味のドレッシングがかかっているのである。これがおいしい。
お店はピザを前面に出しているように感じるが,スパゲッティのメニューもある。これもまたこのエリアでは皆無で(大貫までいけばあるっぽい),2020年はほぼ毎日(300日くらい)パスタを食べていて,急にそれを断たれた自分には大変ありがたい存在である。
店の内装はピッツェリアというよりもオシャレカフェといった感じである。年季の入ったお店が多い中で異色の存在だ。
寿司
この辺りには魚貝料理を出す店は多いが,鮨屋は多くない。ここ「ひろ寿司」は唯一と言って良いだろう。やはり貝類が多いのが印象的である。写真はランチ用の日替わりにぎり1.5人前である。結構気に入った。
ゴールデンウィークに岡崎に帰るための交通手段を色々と検討していたが,これが結構大変であった。元々,東京まで出てしまえば新幹線に乗るだけだと考えていたのだが,東京に出るのが意外と大変なのである。公共交通機関では,アクアライン経由のバスが最適である。これは東京駅八重洲口まで行くが,どうせ東海道新幹線に乗るのだから,アクアラインを出た後北上せず新横浜方面に向かった方が良い。ところで,アクアライン高速バスは,君津-八重洲口,木更津-八重洲口,木更津-品川,木更津-川崎,木更津-横浜という経路である。横浜まで行って新横浜に地下鉄で移動するか,川崎から新横浜まで電車で移動するか悩みどころであった。というのも,道路が混めば川崎-横浜間で大きく遅延しかねないからである。結局横浜経由にした。新幹線についても,バスの遅延の予測ができなかったので,かなり余裕を持たせて予約した。
17時20分発,18時15分着予定のバスは,結局18時28分に到着した。横浜駅に慣れておらず,バスターミナルと地下鉄が両端に位置していることを知らなかったので,歩かされる距離に驚いてしまった。18時52分には新横浜駅に到着していた。この間何回か新幹線の予約を取り直した。
コロナ云々で混んでいるバス・電車に乗りたくないということもあって計画を練った。バスは未知数だったのだが,木更津駅では3名しか乗車しなかったので良かったと思ったところ,バスターミナルで20人くらい乗車したので,ガラガラというわけにはいかなかった。横浜-新横浜間はかなり混んでいた。新幹線はのぞみは満席にはならないにしてもガラガラはないだろうと思ったので,こだまのグリーン車を選択した。その結果,車両に数人しか乗っていなかったのでこれは成功であった。
3月までは学生証があったので,新幹線に乗るときは窓口で学割乗車券を発行してもらい,更にJR海の駅でe特急券を発行する手間があった。これでハラハラさせられたのは,大学2年の時の7月に帰省したときである。4限の授業(というか物性化学の試験)が16時20分に終わり(答案の回収もあったので正門まで出てきたのは50分くらい),駒場東大前から渋谷経由で品川に向かったのであるが,この時点で特急券は持っていたが乗車券を持っていなかったのである。なぜこうなったかというと,学割証をギリギリまで発行していなかったからだ(間抜け)。17時27分発の新幹線に乗ることになっていたところ,品川駅に着いたのが17時11分。学割乗車券を買えたのが17時23分くらい。本当に危なかった。これに懲りて,その後エクスプレス会員になったのであった(相変わらず乗車券はみどりの窓口に並ばないと買えなかったが,遅れそうならばガラケーで新幹線の時刻をずらせるのが良かった)。
夢大福
最も優秀な岡崎土産は備前屋の「手風琴のしらべ」である。理由は以下の6つである。
- おいしい
- 他と被らない
- 長距離の移動に困らない
- 個包装である
- 手に入りやすい
- 紙風船が入っている
名物に旨いものなしと言われる。特に八丁味噌を用いた菓子は美味しいと感じたことがない。八丁味噌はそのまま味噌として使うべきである。手風琴のしらべは美味しい。その上,クッキーやチョコレート類と異なり珍しさがある。また,賞味期限も十分にあり,冷蔵冷凍の必要がない。個包装なので人に配れる。そして備前屋まで行かなくても,岡崎駅のベルマートで買える。なにより紙風船が入っている。
こうした利点から幾度となく土産として利用してきたが,他にも良いものがあることをつい先日知った。近江屋本舗(矢作)の「夢大福®」である。これはすごい。おいしい。とんでもない。紙風船も入っていないし,期限も1日ちょっとしか設定されていないので土産には不向き(じゃあダメじゃん)なのだがそれでも持っていきたい。調べてみると,通販をやっている。冷凍なので3週間日持ちするようだ。これはいい。だが人にあげるのはもったいないので全部自分で食べる。
更に調べてみると,2010年には既にあったらしい。知らなんだ。近年はメディアでも結構取り上げられているらしいが,テレビもないし新聞も取っていないので知らなかった。
なお夢大福には八丁味噌味がある。