Fin prématurée des en-têtes de script

あなたの予想に反して,このブログが見えているでしょうか?

海老最中

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 大貫駅に着いた。ここにはタクシー乗り場があることは予め調べてある。それにしても駅が無人駅のそれである。出口を出ると,そこにタクシーはいなかった。そこで,そこに看板を出していたタクシー会社に電話をかけた。この会社は前に一度使ったことがある。確か登録台数は5台しかない。

 電話の結果,既にこの駅で一人待っているため,その後になると。1時間後だと言われた。これは仕方がない。

 次に,君津エリアで一番某社に電話をかけた。ここは木更津が拠点で,イオンモール富津には常駐しているが,それより南には基本的に車がない。案の定時間がかかると言われたので諦めた。オペレータが親切にも,佐貫町駅まで行けば別の会社があると教えてくれたが,こちらは登録台数2台。それに,これ以上南に行くと本当に帰れなくなりそうなのでやめた(実際には1時間に1本電車が走っているので帰れないことはない)。

 最後に,青堀駅に常駐している某社に電話をかけ,ようやく帰ることができた。内房のタクシー会社に詳しくなってしまった。

 田舎にも色々あるけれど,山奥というわけでもないのだから岡崎と同じような感覚でいけると思いこんでいたのだが,そんなことはなかった。面積は額田町合併前の岡崎と同じくらいだが,人口が1割ちょっとである。それでJRの駅が6個もあるので納得である。

 大貫駅まで歩いていると,海老最中と書かれた幟が目に入った。「岡埜」という和菓子屋である。海老最中とはまた変わっている。小豆と海老なんてとても合いそうにないが,どうだろう。焼けばそれなりなのだろうか。あるいは最中の方に練り込んであるのだろうか。買ってみたところ,海老が入っているわけではなかった(今考えると当たり前である)! 要は普通の最中なのだが,他と区別がついて良い名前である。これはバカ最中の競合であろう。

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海老最中

刺身定食

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 いつでも食べたいと思うのが刺身定食である。ただしご飯と刺身の量のバランスがおかしく,薄く切った刺身4切れでご飯一杯を食べないといけないような定食はごめんである。

 記憶をたどると,駒場裏(それは富ヶ谷では?)の「むぎ」のランチはいつも良かった。曜日によって解凍が間に合っていなかったが,量で圧倒された。よく行ったのは中目黒(これも住所は上目黒では?)の「ウオツネ」だ。週2で中目黒に来ていた1年間は,これとその隣にある「庵GuRi」の生姜焼き定食を交互に食べていた。刺身定食だと物足りないので上にする必要があった。

 海沿いなのだから刺身定食はどこでも出しているメニューである。これはとても良いことである。だがその中身は微妙に違ってくる。今日*1は,「お食事処 さざなみ」に来た。

 さすがだと思うのはやはり貝類が多い点である(この写真では見えないが・・・)。残念なのは,貝類に詳しくないことである。どれが何貝なのか分からない。いつか一種類ずつ頼んで食べないといけない。更になめろう,たこ,穴子が入って,内房を印象づけている。何より種類が多い。

 不思議なのはマグロである。刺身の盛り合わせにマグロがないのはまずいということで一応乗っているというケースには何度も遭遇してきたが,必ずしも美味しくない。この地域は他に色々魚が捕れるからそうなりそうな気がしていたのだが,実際にはマグロもまあまあ旨い。「大定」でも同様であった。

 

*1:今日ではない

シカゴピザ

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 学位記を取りに本郷へ出向くと(コロナ禍の折,学位記は9月末までに取りに行けば良いことになっている),あまり馴染みがない街とはいえ確かになかったと記憶されている場所にピザ屋があった。その名も「SUPER PIZZA」と大変良い名前。店外のメニューを見るとシカゴピザであることが分かる。あの分厚いやつかと躊躇したが,半径(直径ではない*1)が小さければ一緒と思い入店した。

 注文したのは,最もシンプルであり店名になっているSUPER PIZZAである。トマトソースとチーズのみ。食べる上では,きちんとフォークとナイフが出てくる。お手拭きも厚手のものが後から出てくる。ポテトがついてくるのが良い(追加料金を払うとサラダなどに変更できる)。

 本郷に来るといつもどこで何を食うか決められず結局銀八丼で赤門マウンテン丼酢飯ご飯少なめ青さ汁になってしまうのが解消されそうである。尤も,本郷に行くことはもうないのだが。

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本郷三丁目駅

 

*1:2012年セ

バカ最中

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 富津をうろうろしているとやたら「バカ最中」の看板を目にする。この界隈では唯一と思われる和菓子屋(なお洋菓子店はない。ケーキを買おうと思ったら青堀まで行かないといけないようだ)である「野口製菓」の商品である。

 店頭はこぢんまりしているが,バカ最中のほか,和菓子と洋焼菓子が売られており,種類は多い。やはり目を引くのはバカ最中である。バラ売りのほか,箱でも売っている(5個入りが一番小さい箱)。

 石油化学工場でいっぱいの青柳に代わってバカ貝の集積場となった富津の名物ということらしい。バカ貝の形をした最中に,大量の小豆餡と,舌(足)に見立てた求肥が詰められている。ずっしりと重く食べ応えがある。

 とにかく引っ越したら菓子屋があるかどうかを真っ先に・・・ではないが2番目に確認する。学生の時は吉祥寺の多奈加亭が西荻窪駅に出店していて何度も使った(その後フロアごと紀ノ国屋になってしまった)。

 そういえば,岡崎に「AN LUXE」という(お察しの通りANは不自然だがこれは店主の名前の頭文字である)ショコラトヒーができていた。このエリアにショコラ専門店なんて商売が成り立つのか??という気持ちすら湧いてきたが,大変嬉しいことでもあった。チョコレートは1粒ずつ買える。オホンジェットがおいしい。

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あさりラーメン

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 富津岬北側,富津漁港(富津地区)のあたりにはいくつか飲食店がある。富津岬南側,富津漁港(下洲地区(したず))のあたりにはひとつもない。

 「中華料理 海花」のメニューには,一通りのラーメンと一品料理が載っているが,目を引くのは「あさりラーメン」の「スペシャル」である。しかしここはスペシャルでないあさりラーメンを注文した。

 他のテーブルのお客がスペシャルを注文していたようで,厨房を覗いてみると,海苔を練り込んだ麺が茹で上がっていた。

 普通のあさりラーメンも大量のあさりが乗っている。それから,のりと大量のわかめが入っている。スープは塩。というかこれだけの具を乗せたら塩味になるのではないかという感じ。これにごま油の風味がついていてとても良い。

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あさりのぽこちゃん(木更津)

千葉在来種の蕎麦

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 蕎麦屋がないものかと思って探してみると,「里山」という蕎麦屋があったので行った。店内はとても落ち着いた雰囲気で,土日・祝日しか営業していない。

 メニューを見ると3種類の原産地の蕎麦がある。千葉在来の蕎麦があったので頼んだ。千葉在来品種はまぼろしのそばと呼ばれているらしい。

 蕎麦のスタイルは,辛めのつゆが少量提供されて,少しだけつけてすするタイプである。麺はかなり硬めに茹でられている。

 この辺りに蕎麦屋はここだけだが(蕎麦を出している店は他にもある),良いお店で良かった。 

 蕎麦と言えば,高校生の頃まで地元の「口福」によく行っていた。ここがおいしくて気に入っていたのだが,今はもう行けなくなってしまった。帰省して様子を見てみるといっぱいで入れないのである。食べログで調べてみると岡崎市で3位になっていた。やはり二度と行けそうにない。

 

焼きさんが

 富津の魚介類を扱う飲食店を調べていると,焼きさんがというのが出てくる。これがなんなのかずっと気になっていたので,「魚貝料理 たかはし」へ食べに行った。

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焼きさんが

 調べてみると,なめろうを焼いたものが焼きさんがのようである。元々なめろう(なめさんが)を内陸で食べようとして,生のままでは持たないので焼いたのが起源のようである。そのなめろう自体はどこの居酒屋にもあるようなメニューだけれど,元々は房総が発祥のようである。焼いたものが広まらなかったのは面白い。

 富津にはバカ貝が集積されていることもあって,これは貝の焼きさんがである。

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富津岬

 食べ終わった後,富津岬へ向かった。岬なので3方向に海が見えるのが面白い。天気が良ければここから富士山が見えるようである。ちなみに一ツ橋にある国立情報学研究所からも富士山を見ることができる。

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NIIから見える富士山

 異なる場所から同じものを見ることを広域的に可能にしている大きさが富士山の魅力と言える。